
このような悩みに答えていきます。
✔️ この記事でわかること
- NFTプロジェクトの全体像
- NFTの購入に必要な4つの準備
- NFTプロジェクトの選び方と参加方法
- NFTプロジェクトでアローリスト(優先購入権)を獲得する方法
- NFTプロジェクトのNFTをミントする方法
- NFTをミントした後の流れ
- NFTプロジェクトに参加する際の注意点
最近、国内のNFTのプロジェクトが盛り上がっています。最近だと、一体200円ほどでリリースされた「APP(Aopanda Party)」が20万円ほどまで価値が上がり、話題になりました。
とはいえ、NFTプロジェクトとはなんなのか、どうやって参加すればいいのかわからない人も多いと思います。
そこで本記事では、NFTプロジェクトの始め方や参加方法を徹底解説します。

記事の最後には、NFTや仮想通貨を守るための注意点も紹介しています。かなり長い記事になるので、ブックマークしつつ、一つずつ取り組んでみてくださいね。
なお、NFTの入手には仮想通貨が必須です。口座開設は5分ほどで終わるので、サクッと終わらせておきましょう。
目次
NFTプロジェクトの全体像を理解しよう
まず、NFTの全体像を理解しましょう。
NFTとは
NFTとは、「Non Fungible Token(ノンファンジブルトークン)」の略です。日本語では、「非代替性トークン」と訳されます。
ノンファンジブル:代替不可能、つまりひとつひとつが唯一無二の
トークン:何かの証や印になるようなデータや装置、器具
わかりやすく意訳すると、NFTとは、「代替不可能な、世界に一つだけのデジタル資産」となります。
ジェネラティブNFTとは
ジェネラティブNFTとは、コンピューターによって自動生成されたNFTアートのことを言います。

CryptoPunks
海外だとCryptoPunks(クリプトパンクス)やBored Ape Yacht Club(BAYC)、国内だとCryptoNinja Partners(CNP)が有名です。
本記事で紹介するNFTプロジェクトへの参加では、基本的にジェネラティブNFTを購入する流れになります。
NFTプロジェクトの5ステップ
NFTプロジェクトへ参加する流れはを確認しておきましょう。
- NFTの購入に必要な準備をする
- NFTプロジェクトに参加する
- NFTのアローリストを獲得する
- NFTをミントする
- ミント後の動き
上記の5ステップです。
順番に解説していくので、ひとつずつ進めてみてくださいね。
①NFTの購入に必要な準備をしよう
まず、NFTの購入に必要な準備を紹介します。前提として、NFTの購入には以下の4つが必要です。
- 仮想通貨取引所の口座:「銀行」の役割
- イーサリアム:「お金」の役割
- メタマスク:「財布」の役割
- Opensea(オープンシー):「デパート」の役割
難しい単語が並んでいますが、それほど難しくないのでご安心を。NFTの購入に必要な手順は以下の4ステップです。
NFTの購入に必要な準備
- 仮想通貨取引所の口座を用意する
- イーサリアムを購入する
- メタマスクを用意する
- メタマスクとOpenseaを紐付ける
1:仮想通貨取引所の口座を用意する
まず、仮想通貨を準備しましょう。なぜなら、NFTは現金ではなく、仮想通貨で購入するからです。
仮想通貨は取引所で入手できます。中でもおすすめなのがコインチェックです。コインチェックは利用している人も多く、セキュリティも強固。そのため、初心者はコインチェックを使っておけば問題ありません。
「仮想通貨は難しそう」という人も多いと思いますが、口座開設も取引も簡単なので、以下の記事を参考にサクッと仮想通貨を手に入れてみてくださいね。
>>コインチェックの無料登録方法 続きを見る
【無料】コインチェックの口座開設方法を5ステップで解説【入金方法あり】
2:イーサリアムを購入する
コインチェックで口座開設できたら、イーサリアムを購入します。なぜイーサリアムかというと、NFTの購入のほとんどはイーサリアムで行うからです。
まずはイーサリアムを購入してみましょう。購入方法は以下の記事で解説しています。
>>コインチェックでイーサリアムを購入する方法 続きを見る
コインチェックでイーサリアムを購入する方法【3ステップで解説】
3:メタマスクを用意する
続いて、仮想通貨ウォレットの「MetaMask(メタマスク)」を作成していきます。

MetaMask(メタマスク)
ウォレットとは、仮想通貨を入れる「財布」のようなものです。仮想通貨を入金することで、外部との取引が可能になります。
メタマスクのダウンロードと仮想通貨の移動方法は以下の記事で紹介しています。 続きを見る
>>メタマスクのダウンロード方法
【簡単】メタマスクの作成と仮想通貨の送金方法【注意点あり】
4:メタマスクとOpenseaを紐付ける
続いて、Openseaとメタマスクを紐付けます。
Opensea(オープンシー)とは、世界最大のNFTマーケットプレイスです。アートだけではなく、音楽やゲームアイテムなどのNFTなど、多くのNFTがOpenseaで取引されています。

OpenSea(オープンシー)
では、OpenSea(オープンシー)を開きましょう。
OpenSeaを開いたら、画面右上から「人のマーク→Settings」を選択。

画面右上から「人のマーク→Setting」を選択
「MetaMask」を選択します。

「MetaMask」を選択
「Sign In」をクリック。

「Sign In」をクリック
「接続」をクリック。

「接続」をクリック
署名を要求されるので、「署名」をクリックします。

「署名」をクリック
これで、メタマスクとOpenSeaの接続は完了です。
ここまでがNFTプロジェクトの参加する準備になります。これでNFTを購入できるようになりました。
②NFTのプロジェクトに参加しよう
NFTを購入する準備ができたら、実際にNFTプロジェクトに参加しましょう。手順は以下の2つです。
NFTのプロジェクトに参加しよう
- 参加するNFTプロジェクトを選ぶ
- Discordに参加する
1:参加するNFTプロジェクトを選ぶ
まずは、どのNFTプロジェクトに参加するかを決めます。どのプロジェクトに参加すればいいかわからない人は、以下の条件を満たすものを選ぶと良いでしょう。
- 代表者(ファウンダー)の知名度がある
- NFTを販売した後の動きが明確
- コミュニティが盛り上がっている
どのコミュニティに参加すればいいかわからなければ、以下の記事を参考にしてみてください。
>>おすすめのNFTプロジェクト 続きを見る
【2023年】NFT初心者におすすめの国内プロジェクト10選
2:Discordに参加する
続いて、Discordに参加しましょう。Discordは、アメリカ発のチャットサービスです。元々はゲーマー界隈で活用されていましたが、最近ではNFTプロジェクトでも利用されることが多くなりました。
音声通話機能だけでなく、ボイスチャットやテキストでのチャットなど、さまざまな用途で使用できます。ほとんどのNFTプロジェクトはDiscordで運営されているため、利用は必須です。

Discord(ディスコード)
Discordでは、プロジェクトに関する重要な情報やメンバーとの交流が行われています。
Discordの始め方や注意点は以下の記事で詳しく紹介しています。
>>Discordの参加方法 続きを見る
【NFT・DAO向け】Discord(ディスコード)の始め方と注意点
③NFTプロジェクトへ貢献してアローリストをゲットしよう
NFTプロジェクトに参加したら、アローリストの獲得を目指しましょう。アローリストとは、NFTの優先購入権のことです(以前は「ホワイトリスト」とも呼ばれていました)。アローリストを持っていることで、NFTを入手できる確率が上がるだけでなく、お得にNFTを購入する手段にもなります。
アローリストの獲得方法は、プロジェクトによって異なるため、ここでは一例を紹介します。
アローリストの獲得手順
- コンテンツを作成する
- キャンペーンに参加する
- ギブアウェイ企画に参加する
1:コンテンツを作成する
一つ目は、プロジェクトに関するコンテンツを作成することです。コンテンツは以下のようなものがあります。
- テキストコンテンツ:ブログやnoteなど
- 音声コンテンツ:Voicyやstand.fmなど
- 動画コンテンツ:YouTubeなど
- ファンアート:イラストやドット絵など
などなど。上記の中から自分が得意なものに挑戦してみてくださいね。
ちなみに、これまでいくつものプロジェクトに参加した僕の経験上、ブログコンテンツを作れるのが最もアローリスト獲得につながりやすいです。興味がある人は、この機会に始めてみてもいいですね。
>>ブログの始め方 続きを見る
【10分で完了】WordPressブログの始め方を初心者向けに徹底解説
2:キャンペーンに参加する
キャンペーンに参加することでアローリストを獲得することも可能です。
例えば、僕が最近参加したAopanda Party (APP)では、ポジティブなワードをTwitterに投稿することで抽選でアローリストが当たるキャンペーンが行われていました。
アローリストが獲得できるキャンペーンはプロジェクトごとに様々で、歌を投稿することでアローリストが獲得できるなど、ユニークなものがあるので色々と参加してみると良いでしょう。
3:ギブアウェイ企画に参加する
ギブアウェイ企画でアローリストを獲得することもできます。
ギブアウェイとは、主にTwitter上で行われる抽選会のことを言います。
一例を挙げると、以下の通り。
🎁BaBoomaniaコラボ企画🎁
『世界はバブり始めた⁉️』がテーマのおしゃぶり系NFT👶BaBoomania
▶️卵から成長/進化するジェネラティブ🖼初回購入特典▶1/3確率で卵NFTが産まれる🥚
▶️12月上旬発売予定🎁WL Giveaway×10名様
🔹応募方法
▶️RT+❤️
▶️フォロー@mochi2mogu2@baboomania_nft⏱️締切72H
— 🍜もちもちもぐもぐ🍜 (@mochi2mogu2) October 18, 2022
上記の通り。
ギブアウェイはツイートの拡散とアカウントのフォローだけで参加できるため、参加してみる価値はあるでしょう。
ただし、運要素が強いため、期待しすぎはNGです。
④NFTをミントしよう
アローリストを獲得できたら、NFTをミントしましょう。ミントとは、NFTを発行する作業のことです。基本的にミントは各プロジェクトのミントサイトから行います。
ここでは、ミントの練習ができる「CNP infinity」を例に紹介します。
NFTをミントする方法
- ミントサイトにアクセスし、ウォレットを接続
- ミントする個数を選択
- ガス代を支払いミントする
1:ミントサイトにアクセスし、ウォレットを接続
まず、ミントサイトにアクセスします。
ミントサイトは、各プロジェクトのDiscordに貼られることがほとんどです。
今回は練習として「CNP infinity」にアクセスします。
アクセスできたらミントサイトをメタマスクと接続します。
「接続」をクリック。

「接続」をクリック
2:ミントする個数を選択
ミントする個数を選択し「購入」をクリックします。

ミントする個数を選択し「購入」をクリック
3:ガス代を支払いミントする
最後に、ガス代を支払い、NFTをミントします。
ガス代とは、NFTをミントする際にかかる手数料のことです。
メタマスクの画面が開くので「確認」をクリックします。

「確認」をクリック
画面に「CryptoNinja Partners infinityがミントできました! Opensea.io で確認してみましょう。」と表示されればミントは完了です。

ミント成功
Openseaで以下のように追加されていれば、ミント成功です。
※表示されるまで時間がかかる場合があります。

OpenseaにミントしたNFTが表示される
これでミント完了です!
ミントサイトによってサイトのデザインやミントの方法が異なりますが、基本的にはこのやり方なので、ミントが不安な人は練習しておくといいですね。
⑤NFTをミントした後の動き
NFTをミントした後の動きを5つ紹介します。
NFTをミントした後の動き
- NFTをTwitterのアイコンにする
- Giveaway企画を行う
- NFTを転売する
- 二次流通でNFTを購入する
- ガチホする
1:NFTをTwitterのアイコンにする
入手したNFTは、Twitterのアイコンにすることができます。
Twitterのアイコンにするメリットは、同じNFTを持っているユーザーと交流が取れることです。

2:ギブアウェイ企画を行う
NFTを複数入手できた場合は、ギブアウェイ企画を行うのも一つの手です。
ギブアウェイ企画を行うメリットは、フォロワーを一気に獲得できることです。人気のNFTであるほど多くのフォロワーを獲得できます。
3:NFTを転売する
NFTを転売するのも一つの手です。人気のNFTであれば、リリース直後に価格が大きく跳ね上がることも珍しくありません。
例えば、僕が8月にミントした「わふくジェネ」は、リリース直後に価値が80倍ほどになりました。
うまくやればすぐに数万円の収益を生むことができるので、転売も選択肢の一つとして持っておくと良いでしょう。
4:二次流通でNFTを購入する
ミントできなかった場合や追加でNFTが欲しい場合は、二次流通でNFTを購入するのも一つの手です。二次流通は、ミントサイトからではなく、Openseaで行います。
手順は以下の通り。今回は「VLCNP」を例に紹介しますね。
まず、Openseaのページから欲しいNFTを選択します(必ず公式のリンクからアクセスしましょう)。

ほしい作品を選択
欲しい作品が決まったら、「Buy Now」をクリック。

「Buy Now」をクリック
「Complete Purchase」をクリックします。

「Complete Purchase」をクリック
あとは、本体の代金とガス代を払えば購入完了です。購入が完了すると、以下のようなメールが送られてきます。

購入完了メール
コレクションの中に入っていることも確認できました。

コレクションに入っていることを確認
5:ガチホする
入手したNFTをガチホするのも一つの手です。ガチホとは、NFTを保持し続けることをいいます。
ガチホするメリットは、大きなリターンが期待できること。
現在国内トップのNFTプロジェクトCNPは、販売価格が0.001ETH(200円ほど)でしたが、現在は3ETH(50万円ほど)になっています。つまり持っているだけで価値が3000倍以上になったということですね。
さらに、持っているだけで様々な特典も受けられることがあるので、持ち続けるメリットはけっこう多かったりします。
もちろん、全てのNFTが必ず価値が上がるわけではありませんが、持っておくと後々高い価値がつくNFTも多いのは確かなので、ガチホしてみても良いでしょう。
【必読】NFTプロジェクトに参加する際の注意点
最後に、NFTプロジェクトに参加する際の注意点を紹介します。大切なNFTを守るためにも、必ず頭に入れておいてください。
NFTプロジェクトの注意点
- Twitterの設定を変更する
- Discordの設定を変更する
- ミントは必ず公式Discordから行う
- ウォレットを分ける
- 怪しいと思ったら運営に問い合わせる
1:Twitterの設定を変更する
Twitterの設定を変えることで、詐欺メッセージが送られにくくすることができます。
設定は以下のツイートが参考になります。
NFTの盗難被害を防ぎたければ、
設定→通知→フィルター→ミュートしている通知
から、未認証アカウントなどからの通知が届かないようにしておきましょう。
これやっておくだけで、防御力めちゃくちゃ上がります。マジです。 pic.twitter.com/Zgb5G8GmrL
— 🍺 ikehaya (@IHayato) October 23, 2022
一分でできるので早めにやっておきましょう。
2:Discordの設定を変更する
Diiscordの設定も変更しておきましょう。おすすめ設定は以下の通り。
✔️ プライバシー設定

「安全第一」に設定
✔️ 二段階認証設定

二段階認証
こちらもすぐにできるので早めにやっておきましょう。
3:ミントは必ず公式Discordから行う
ミントは必ず公式Discordから行いましょう。
先ほども紹介した通り、偽のサイトでNFTをミントしようとすると、NFTがミントできないだけではなく、持っているNFTを盗まれることもあります。
Twitterに貼られているミントサイトは基本的に開かない方が賢明です。

4:ウォレットを分ける
ウォレット(メタマスク)は、保管用と取引用に分けておきましょう。もし、分けておかないと、何かしらの詐欺に遭ってしまったときに資産を全て失います。
保管用のウォレットは、もう一つメタマスクを用意してもいいですし、「Ledger Nano X」のようなハードウェアウォレットを利用しても良いでしょう。
以下のツイートが参考になったので貼っておきます。
大事なことなので何度でも言います。NFTを買う方は『ウォレットを分けましょう』現在、各Discordで詐欺アカウント発生。怪しいリンクも踏まないで!②のように売買用と保管用で分けるだけで、被害を最小限に食い止められます。さらに防御力を高めたい場合には③の検討も。③含め詳しい解説はリプ欄に。 pic.twitter.com/gDHCZhQpXs
— ルク|CNP TIMES (@ruku_practice) October 31, 2022
5:怪しいと思ったら運営に問い合わせる
Discordのメッセージが少しでも怪しいと思ったら、リンクは絶対に開かず、運営に問い合わせましょう。
怪しいメッセージの特徴は以下の通り。
疑うべきメッセージ
- 日本語がおかしい
- 「先着〇〇限定!」などの文言
すぐに飛びつくのではなく、ワンテンポ置いてから判断しましょう。
具体的な詐欺の手法や騙されないために必要な心構えは以下の記事で紹介しているので、あわせて読んでみてくださいね。
>>NFT詐欺(スキャム)から身を守る方法 続きを見る
【要注意】NFT詐欺(スキャム)の手法と対策方法を解説【実例あり】
まとめ:NFTプロジェクトに参加してみよう
本記事では、NFTプロジェクトへの参加方法をまとめて解説しました。
✔️ 本記事のまとめ
- NFTを購入するには仮想通貨やウォレットが必要
- 価値あるNFTをゲットするにはアローリストの獲得がおすすめ
- アローリストの獲得にはコミュニティへの貢献が必須
- NFTは詐欺が多いため、設定や情報収集が必須
現在、さまざまなNFTのプロジェクトが立ち上がっていますが、本番はこれからだと思っています。
今からNFTのプロジェクトに参加する人はかなりの先行者です。今だからこそ得られる旨みも多いので、早めに参加しておくといいですね。
まずはNFTを購入するための仮想通貨の準備から始めてみてくださいね。
今回は以上です!