
このような悩みに答えていきます。
✔️ この記事でわかること
- メタバースとセカンドライフの違い
- セカンドライフが流行らなかった理由
- メタバースはセカンドライフの二の舞にはならない理由
- メタバースの課題
- メタバースが盛り上がる未来に向けてやっておくべきこと
上記についてわかりやすく解説していきます。
メタバースという言葉が一般化する中で合わせて話題に上がる「セカンドライフ」。
セカンドライフとは、2007年頃に流行したメタバースプラットフォームです。
セカンドライフがそれほど流行らなかった歴史から「メタバースも流行らないんじゃないの?」「そもそもセカンドライフとの違いは?」と思う人も多いはず。
結論、メタバースとセカンドライフは大きな違いがあり、メタバースがセカンドライフの二の舞になる可能性は低いです。
本記事では、メタバースとセカンドライフの違いを解説しつつ、メタバースが流行る可能性が高い理由や今やっておくべきことを紹介していきます。

ぜひ、この記事でメタバースとセカンドライフの違いを理解しつつ、メタバースが盛り上がる未来に備えていきましょう。
目次
メタバースとセカンドライフの違いは?
まず、メタバースとセカンドライフの基本情報を紹介しつつ、両者の違いを解説します。
メタバースとは
メタバースとは、メタバースとは、「インターネット上に構築された仮想の三次元空間でアバターなどを用いて接する環境」で、meta(超越した)とuniverse(宇宙)を合わせた造語です。
セカンドライフとは

セカンドライフ
セカンドライフは、2007年頃に流行った「メタバースの元祖」とも言えるプラットフォームです。
2008年には登録会員数が1500万人を超え、セカンドライフ内での土地やアイテムを売買して大きく稼ぐ人が出現するなど、社会現象となりました。
特徴は、ゲーム内通貨「リンデンドル」を用いてプラットフォーム内でアイテムの売買ができることです。ユーザーは自分で服や家をデザインしてそれらを販売し収益化する仕組みができていました。
また、個人の製作物の著作権がサービスないで保証されているなど、現在盛り上がっている「仮想通貨」や「NFT」の原型とも言えるサービスになっていたのです。
両者の違い
両者の違いは、登場した時期です。
時期が違ったため、取り巻く環境や収益性が大きく異なりました。
メタバースとセカンドライフの違いを簡単にまとめると以下の通り。
メタバース | セカンドライフ | |
盛り上がった時期 | 2021年〜 | 2007年ごろ |
使用デバイス | スマホ、VR機器、PC | PC |
使用するデバイスも、大きな違いです。
2021年から話題になっているメタバースは、VR機器やスマホで手軽に遊べるようになりました。
セカンドライフはなぜ流行らなかったのか
セカンドライフが流行らなかった理由は「早すぎたから」です。
セカンドライフが流行していた頃には、土地やアイテムの売買で大金を稼ぐユーザーが出現しました。また、大手企業の参入も参入し、社会現象となりました。
ただ、当時は通信環境やPCのスペックが十分ではなかったため、快適にプレイできるユーザーも限定され、プレイ人口が伸び悩んだのです。
また、同時期にスマートフォンやSNSが普及し、その手軽さからユーザーを伸ばしていました。
セカンドライフはその波に飲まれ、失速してしまったのです。
ちなみに、セカンドライフはメタバースの代表的な失敗例として語られることが多いですが、大失敗したわけではありません。2022年現在も月間ユーザーは20万人以上おり、年間600億円ものバーチャル内GDPを誇るなど、事業としてはある程度成功している部類に入ります。
メタバースがセカンドライフの二の舞にはならない理由
ここまで、メタバースとセカンドライフの違い、そしてセカンドライフが流行らなかった理由を紹介しました。
ここまで読んだ方が気になるのは、果たしてメタバースはセカンドライフと同じ末路を辿るのか否かだと思います。
結論、メタバースはセカンドライフの二の舞にはならず、盛り上がると考えています。
その理由を解説します。
メタバースが盛り上がる理由
- ブロックチェーン技術が進んだから
- 通信速度が大幅に上がったから
- スマホやタブレットでも楽しめるようになったから
- インターネット上で生活することへの抵抗が薄れてきているから
1:ブロックチェーン技術が進んだから
セカンドライフが流行していた頃には、メタバース上の財産の所有権が問題となりました。
しかし、ブロックチェーンやNFTなどの最先端技術によって解決される可能性があります。
ブロックチェーン技術が進むことで、仮想通貨やNFTが活用されるようになり、収益化の幅も広がります。
2:通信速度が大幅に上がりスマホでも楽しめるようになったから
メタバースがオワコンと言われる理由に中で、セカンドライフを取り上げましたが、セカンドライフがリリースされた当時は通信速度も遅く、ハイスペックなパソコンを持っている人しか快適にプレイできませんでした。
しかし、近年は通信速度が大きく上がり、スマートフォンでも遊べるメタバースアプリも増えています。
例えば、メタバースSNSの「Cluster」はスマホさえあれば誰でも簡単にワールドやアバターを作って遊ぶことができます。
cluster
clusterについては以下の記事で解説しています。
>>clusterの始め方と使い方
また、メタバースアプリ「ZEPETO」はダウンロード数が3億を超えており、国内外で盛り上がっています。
このように、スマホでサクッとメタバースを体験できるようになっているため、将来性があると考えられます。
3:インターネット上で生活することへの抵抗が薄れてきているから
近年のコロナ禍でリモートワークが増え、オンライン上で人と会うことやアバターを使用すること派の抵抗感が薄れています。
そのため、メタバースが受け入れられやすい環境になっていると言えるでしょう。
実際、Meta社はオンライン上で会議ができる「Horizou Workrooms」を展開しており、まるでその場にいるような会議を行うことも可能になっています。
Horizou Workrooms
メタバースの課題
メタバースはセカンドライフとは違い、盛り上がっていく可能性が高いと紹介しました。
ただ、メタバースには課題もあります。
それは、メタバースを体験するために必要なVR機器が普及していないことです。
現在、VR機器には以下のような問題点があります。
- 本体が重く、体に負担がかかる
- 大きくて持ち歩きづらい
- 価格が高い
- そもそもゴーグルを被る習慣がない
上記の通り。VR機器の普及や進化はメタバースの未来を担っていると言っても過言ではありません。とはいえ、携帯電話がショルダーバッグサイズからガラケー、スマートフォンと進化してきたように、VR機器も時間をかけて軽量、小型化していくと考えられるので将来性は高いと考えられます。
VRデバイスは、10万円以下で買えるものもあるのでチェックしてみてくださいね。
メタバースが盛り上がる未来に向けてやっておくべきこと
ここまで、メタバースとセカンドライフの違いをもとに「メタバースは課題こそあるものの盛り上がる可能性が高い」と紹介していきました。
ただ、メタバースが来るとわかっても、具体的に何をすればいいかわからない人も多いと思います。
そこで、記事の最後に、メタバースが盛り上がるためにやっておくべきことを3つ紹介します。興味のあるものから取り組んでみてくださいね。
おすすめ行動
- メタバースアプリで遊んでおく
- 仮想通貨やNFTに触れておく
- ゲームエンジンやモデリングツールに触れておく
1:メタバースアプリで遊んでおく
まずはメタバースを体験してなれることから始めてみましょう。現在は、スマホで簡単にメタバースを体験できるアプリもあるので、まずは無料で遊んでみましょう。
おすすめのメタバースアプリは以下の通り。
- Cluster(クラスター):日本発のメタバースプラットフォーム
- ZEPETO(ゼペット):Z世代に人気の韓国発メタバースプラットフォーム
- FORTNITE(フォートナイト):Epic gamesが提供するオンラインゲーム
アプリについては以下の記事が参考になります。
2:仮想通貨やNFTに触れておく
メタバースで大きく稼ぎたいという人は、仮想通貨やNFTに触れておくことをおすすめします。なぜなら、メタバース内では現金ではなく仮想通貨やNFTで取引を行うケースが多いからです。
例えば、人気のメタバースプラットフォーム「TheSandbox(ザ・サンドボックス)」では、「SAND」という仮想通貨(トークン)を用いてアイテムを取引し、収益化します。
仮想通貨と言っても何十万と必要なわけではなく、500円から取引できるので、この機会に始めてみてもいいかもしれません。仮想通貨の取引は利用者が多いかつ安全性の高いコインチェックがおすすめです。
以下の記事を参考にすれば、10分ほどで口座解説できますよ。 続きを見る
>>コインチェックの無料登録方法
【無料】コインチェックの口座開設方法を5ステップで解説【入金方法あり】
3:ゲームエンジンやモデリングツールに触れておく
メタバースを"作る側"になりたい人は、ゲームエンジンやモデリングツールを使えるようになっておくことをおすすめします。
理由は、今後需要の高いスキルになる可能性が高いから。
例えば、メタバース空間を作ったり、メタバースで使えるアバターを作るなど、スキルがあることで収益化できるようになります。
おすすめの3DCGモデリングソフトは以下の2つです。
- Blender(ブレンダー):無料で手軽に使えるモデリングソフト
- Maya(マヤ):プロの現場でも使われる有料のモデリングソフト
おすすめはBlenderです。まずは無料で触ってみてくださいね。
おすすめのゲームエンジンは以下の2つです。
- Unity:ユニティ・テクノロジーズ社が提供する、ゲーム開発に特化したゲームエンジン
- Unreal Engine:「フォートナイト」で有名なEpic Games社が開発したゲームエンジン
Unityは無料の学習サービスやプログラミングスクールでも学習できます。3DCGモデリングソフトと併用することで制作の幅が広がるので合わせて学習してみてくださいね。
メタバースとセカンドライフの違い:まとめ
本記事では、メタバースとセカンドライフの違いを解説しました。
✔️ 本記事のまとめ
- メタバースは、インターネット上の仮想空間
- セカンドライフはメタバースプラットフォームの一つ
- セカンドライフが流行らなかった理由はPCや通信速度、ブロックチェーン技術などの環境が整っていなかったから
- メタバースは盛り上がる可能性が高い
- メタバースの課題はVR機器が重いこと(今後は軽量化し眼鏡感覚で使える未来が来る可能性が高い)
メタバースがセカンドライフと同じ末路を辿るのかは誰もわかりません。
ただ、今のうちにメタバースに触れておくことで、いざメタバースが盛り上がった時にすぐに動き出せます。
まずは、以下の行動の中から気になるものを選んで動き出しておきましょう。
今回は以上です!