このような悩みに答えていきます。
✔️ この記事でわかること
2021年ごろから「Web3.0」という言葉をよく耳にするようになりましたよね。
とはいえ、Web3.0とは何なのか、そもそもWeb1.0や2.0がなんなのかもよくわからないという人も少なくないと思います。
本記事ではWeb3.0について解説しつつ、おすすめのサービスや実践方法まで紹介します。
ぜひ、この記事を参考にWeb3.0への理解を深めてみてくださいね。
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目次
Web3.0について簡単に紹介
まずは、Web3.0について、Web1.0やWeb2.0との違いもあわせて解説します。
Web1.0とは
Web1.0は、WWW(World Wide Web)が普及し始めた時期(1990年〜2004年)のことを指します。
情報の流れは一方的で、多くのユーザーはニュースサイトやホームページを読むだけでした。
Web1.0ではHTMLを使ったテキストサイトが主流で、画像や動画のコンテンツはそれほど多くありませんでした。
Web2.0とは
Web2.0は、インターネットの形が急激に発達した時期(2005年〜2020年)のことを指します。
Web2.0の大きな特徴は、やはりSNSの普及です。
TwitterやInstagram、YouTubeなど、多くの発信媒体が生まれ、誰でも簡単に発信できるようになりました。
Web2.0の問題点
インターネットを大きく発展させたWeb2.0ですが、以下の問題点もあります。
- 特定企業に個人情報が集中するプライバシー問題
- 中央集権型によるセキュリティ問題
Web2.0では、GAFAMなどの強大なITプラットフォームが生まれ、個人情報やアカウントが集約される状態になりました。
つまり、データの所有者が自分ではなくなってしまったということです。
データを所有していないと、プラットフォームが消滅してしまえばデータごと消えてしまう危険性があります。
実際、アメリカのトランプ大統領のアカウントが凍結されるなど、プラットフォームの一存でアイデンティティが消えてしまう事例もあります。
このような問題を解決するために、Web3.0ではデータが所有者の元に戻るようにする動きが広がっているのです。
Web3.0とは
Web 3.0とは、ブロックチェーン技術により実現する分散型ネットワークの時代(2021年〜)を指します。
Web2.0の課題である「中央集権型ネットワーク」の問題を解決し、誰でも相互閲覧・検証が可能な透明性があることが大きな特徴です。
Web3.0のメリットやできること
では、Web3.0になると何ができるのか解説します。
Web3.0のメリットやできること
- 個人情報などのデータを自己管理できる
- セキュリティレベルが向上する
- 仲介組織を介さず直接企業と取引ができる
1:個人情報などのデータを自己管理できる
先ほども紹介した通り、Web2.0では、個人情報や購買履歴などをGAFAMをはじめとしたさまざまなサービスが利用できるようになっています。
例えばSNSを使っていると自分に最適化された情報が表示されたり、ネットショッピングの際に「あなたへのおすすめ」が表示されることがありますよね。これは、あなたの個人情報や購買傾向をプラットフォームに提供しているため、実現されています。
これらは一概にデメリットであるとは言えませんが、中には自分の情報が収集されていることに不快感を持ったり、度重なる広告表示に煩わしさを感じたりする人もいるでしょう。
ブロックチェーンを活用するWeb3.0の場合は、個人情報や購買履歴などのデータが全て個人で管理、保管できるようになります。
すると、自分の意志で広告を非表示にしたり、個人情報を提供する代わりに報酬を受け取ったりすることも可能です。
2:セキュリティレベルが向上する
Web2.0では、個人情報の大量流出がたびたび問題になっています。これは、プラットフォーム内に個人情報が集中していることが原因です。
最近だと、フェイスブックから5億3300万人分の個人情報流出し、大きなニュースになりました。
Web3.0では、ブロックチェーンにより情報が分散管理されているため、大量の個人情報が流出するというリスクはありません。
また、Web3.0では、ログインなどの際にウォレット(ユーザー固有のブロックチェーンアドレス)が利用されるため、メールアドレスやパスワードなどの登録が不要です。
これは、サービス利用のために不必要な個人情報を提供する必要がないということなので、セキュリティの安全性は高まります。
3:仲介組織を介さず直接企業と取引ができる
Web3.0では、ブロックチェーン技術を利用しているため、特定のサーバーに依存せずにユーザー間、ユーザーと企業間で直接取引が可能です。
Web2.0のように仲介組織を必要としないため、今まで仲介組織に支払っていた手数料などの費用が不要となる点は大きなメリットと言えるでしょう。
Web3.0の主な技術やサービス
Web3.0の根幹となる技術や、それを使ったサービスを紹介します。
Web3.0の技術やサービス
- ブロックチェーン
- Defi
- 仮想通貨(暗号資産)
- NFT
- メタバース
- DAO
1:ブロックチェーン
ブロックチェーンは、「取引履歴を暗号技術によって過去から1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術」のこと言います。
仮想通貨(ビットコイン)と混同されがちですが、「ブロックチェーン」は仮想通貨「ビットコイン」の基幹技術として発明された概念なので、両者は異なります。
2:DeFi
DeFi(ディーファイ)とは、分散型や非中央集権型を意味する「Decentralized」と、金融を意味する「Finance」を組み合わせた「Decentralized Finance」の略です。日本語では「分散型金融」と訳されます。
DeFiの大きな特徴は、金融機関などのように中央で金融資産を管理する中央集権システムを必要としないことです。
国内の仮想通貨取引所は中央集権システムと言われており、入出金に時間がかかることや手数料の高さがデメリットとなっていますが、DeFiであればこれらの問題を解決できます。
また、DeFiのブロックチェーン技術を活用すれば、仮想通貨の複雑な運用や取引、移動も可能となると期待されています。
3:仮想通貨(暗号資産)
仮想通貨は、2009年に運用を開始した「インターネット上で使える新しいお金」です。
海外では「暗号資産」と呼ばれています。
ビットコインの登場以降、アルトコインと呼ばれる派生の仮想通貨が次々と生まれました。
さらに、コインチェックなどの仮想通貨取引所が登場したことで、仮想通貨の保有が急速に広がっています。
>>仮想通貨とは
4:NFT
NFTは、「Non Fungible Token(ノンファンジブルトークン)」の略です。
ノンファンジブル:代替不可能、つまりひとつひとつが唯一無二の
トークン:何かの証や印になるようなデータや装置、器具
わかりやすく意訳すると、NFTとは、「世界に一つだけのデジタル資産」となります。
NFTの基礎理解には、以下の書籍がおすすめです。
NFTについては、以下の記事でも紹介しています。あわせて参考にしてみてください。
>>NFTとは 続きを見る
【完全版】NFTとは?始め方、やり方をわかりやすく解説【初心者必見】
5:メタバース
メタバースとは、「インターネット上に構築された仮想の三次元空間でアバターなどを用いて接する環境」で、meta(超越した)とuniverse(宇宙)のを合わせた造語です。
SF作家のニール・スティーヴンスン氏が1992年に発表した小説『スノウ・クラッシュ(Snow Crash)』が起源といわれています。
メタバース自体は以前からありましたが、NFTや仮想通貨の発達によって再注目されるようになりました。
メタバース事業には国内外の多くの企業が参入を進めており、現実世界と連動したサービスやBtoB向けのサービス開発も期待されています。
>>メタバースとは 続きを見る
メタバースとは?始め方とやり方をわかりやすく解説【初心者必見】
6:DAO(ダオ)
DAOは(ダオ)、日本語では「自律分散型組織」と訳される、ブロックチェーン時代の新しい組織形態です。
- Decentralized:分散型
- Autonomous:自立した
- Organization:組織
最大の特徴は、特定の中央管理者を持たず、組織内の構成員一人ひとりによって自律的に運営されていること。
DAOの定義はまだあいまいですが、ここでは、「ブロックチェーン上のルールに則り、共通のミッションを持った組織」と定義します。
DAOは、トークンやNFTなどで資金を集め、保有者の意思を反映させる投票権を行う仕組みで運営されています。
Web3.0の主なプラットフォーム
以下のツイートから分かる通り、Web3.0が発展すると、使用するプラットフォームも変化します。
Web 2 → Web 3 ⚡️
Chrome → Brave
Spotify → Audius
YouTube → Odysee
Dropbox → Filecoin
Facebook → Distrikt
Google → Presearch
Paypal → Metamask聞いたことない名前がある🤔?
いずれWeb3を席巻するサービスです🙌— Mr.₿itcoin (@coinspace_) May 5, 2022
ここでは、上記のツイートで紹介されているものも含めて、Web3.0の主なプラットフォームを紹介します。
Web3.0のプラットフォーム
- Brave(検索エンジン)
- TheSandbox(ブロックチェーンゲーム)
- Metamask(ウォレット)
- Opensea(NFTマーケットプレイス)
- Steemit(ソーシャルネットワーク)
1:Brave(検索エンジン)
『Brave(ブレイブ)』は、Brave Software社が開発する検索エンジンです。
Braveの主な特徴は以下の通り。
- すべてのウェブサイトであらゆる広告をデフォルトでブロック
- オンラインのプライバシーを保護
- ブックマークや拡張機能、保存してあるパスワードも、すばやくインポート
- 広告を閲覧するとその報酬として仮想通貨が獲得できる
中でも注目されているのが、セキュリティ対策です。
「Brave Shield(ブレイブ・シールド)」と呼ばれる広告ブロック機能が搭載されており、広告をブロックすることでユーザーのプライバシーを守ります。
以下の画像は主な検索エンジンのプライバシー保護状況です。
引用元:Brave
このように、Web2.0の課題である「プライバシー問題」を解決するのではないかと考えられています。
2:TheSandbox(ブロックチェーンゲーム)
『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』はブロックチェーン技術を搭載したサンドボックスゲームです。
サンドボックスゲームとは、タスクやクエストなどの目標設定がなく、プレイヤー自身が自由に目標を決めて遊ぶジャンルのことです。
The Sandboxでは、メタバース上の土地(LAND)を所有することで、様々な活動を行うことができます。
>>TheSandboxの詳細 続きを見る
【完全版】TheSandbox(ザ・サンドボックス)の始め方と稼ぎ方を解説
3:Metamask(ウォレット)
『Metamask(メタマスク)』は、仮想通貨を保管しておく財布のことです。
メタマスクを使うことで、あらゆる仮想通貨のやり取りをスムーズに行えます。
4:Opensea(NFTマーケットプレイス)
『Opensea(オープンシー)』は、世界最大のFTマーケットプレイスです。
NFTアートをはじめ、ゲームアイテムやメタバースの土地、音楽などNFTのアイテムを幅広く取り扱っています。
5:Steemit(ソーシャルネットワーク)
『Steemit(スティーミット)』は、ブロックチェーン技術を元にしたソーシャルメディアプラットフォームです。
最大の特徴はブログ記事や写真を投稿することで報酬を受け取ること。
自分の興味あることを記事を書くことで収入が入る点はユーザーにとって大きな魅力となっています。
Web3.0時代の新しいSNSとして注目されています。
Web3.0を理解するためにやるべきこと
Web3.0を理解するためにやるべきこと
- 仮想通貨を購入する
- NFTを購入する
- メタバースを体験する
- Web3関連の書籍を読む
1:仮想通貨を購入する
まずは、仮想通貨を購入することから始めてみることをおすすめします。仮想通貨は、コインチェックで簡単に取引できるので、サクッと登録してみてくださいね。
>>コインチェックの登録方法 続きを見る
【10分でできる】コインチェックの口座開設方法5ステップ【入金方法あり】
2:NFTを購入する
実際にNFTを購入してみるのもおすすめです。
詳しい購入方法は以下の記事で紹介しているので参考にしてみてくださいね。
>>NFTの買い方 続きを見る
【初心者向け】NFTの買い方を5ステップでわかりやすく解説【注意点あり】
3:メタバースを体験、開発する
メタバースを実際に体験してみるのもおすすめです。
おすすめのプラットフォームは以下の通り。
- VRを体験するなら:VRchat
- 手軽にメタバース空間を体験するなら:Cluster
- メタバースで収益化するなら:TheSandbox
- メタバース空間を開発するなら:Blender
メタバースのプラットフォームについては以下の記事で紹介しているので、気になるものから触ってみてくださいね。 続きを見る
>>メタバースのおすすめプラットフォーム
【2024年】メタバースのおすすめプラットフォーム15選【日本あり】
4:Web3関連の書籍を読む
Web3.0のおすすめ本は以下の通り。
どれもわかりやすく解説されているので、まずはこの3冊を読んでみてくださいね。
まとめ:Web3.0はこれからますます発展する
✔️ 本記事のまとめ
- Web3.0はブロックチェーン技術により実現する分散型ネットワークの時代
- Web3.0は、Web2.0の問題点である「プライバシー」や「情報の一極集中」を解決できる
- Web3.0の主なサービスは仮想通貨やNFT、メタバースなど
Web3.0はこれから時代を大きく変え、その中でビジネスチャンスも生まれるでしょう。
ますは、Web3.0について学びつつ、実際に仮想通貨やNFT、メタバースを触ってみてくださいね。
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今回は以上です!