
このような悩みに答えていきます。
✔️ この記事でわかること
- メタバースとUnityの基本情報と関係
- Unityを使ってメタバースを開発できるおすすめサービス
- Unityの学習方法
- メタバース開発で知っておきたい4つのこと
2021年後半から一気に注目されるようになったメタバース。
Facebookが社名をMetaに変更し、メタバースへの巨額の投資をするなど、世界中で話題です。
その中で、メタバースのワールドを作って遊んだり、収益化したりする人も増えています。
そんなメタバース開発に必要なのが、プログラミング言語「Unity(ユニティー)」です。
Unityをマスターすることで、"メタバースを作る側"になることができ、メタバースを何倍も楽しめるようになります
とはいえ、Unityとは何か、メタバースとどのような関係があるのかわからない人も多いはず。
そこで本記事では、Unityについて解説しつつ、学習方法やメタバース開発ができるサービスを紹介します。最後にはメタバースやUnityとあわせて知っておきたい知識も3つ紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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目次
メタバースとUnityの基本情報
まずは、メタバースとUnityについて簡単に解説します。
メタバースとは
メタバースとは、「インターネット上に構築された仮想の三次元空間でアバターなどを用いて接する環境」で、meta(超越した)とuniverse(宇宙)のを合わせた造語です。
SF作家のニール・スティーヴンスン氏が1992年に発表した小説『スノウ・クラッシュ(Snow Crash)』が起源といわれています。

メタバースの詳細は以下の記事で紹介しています。 続きを見る
>>メタバースとは
メタバースとは?始め方とやり方をわかりやすく解説【初心者必見】
Unityとは
「Unity」とは、ユニティ・テクノロジーズ社が提供する、ゲーム開発に特化したゲームエンジンです。
3Dゲームだけでなく、2Dゲーム開発にも対応しています。
Unityは、数あるゲームエンジンの中で最も使用する人が多く、全世界で100万人以上の開発者が使用しています。
Unityでできることは以下の5つです。
Unityでできること
- ゲーム開発の基本的な作業
- スマートフォンのアプリ開発
- 専門知識がなくてもできる直感的なゲーム開発
- VR/ARの開発
- クロスプラットフォーム対応
最近では、メタバース開発でも活用されており、さらに注目されています。
Unityでメタバース開発ができるサービス
Unityをマスターすることでメタバースの開発ができるサービスは以下の通りです。
Unityが活かせるメタバース
- VRchat
- cluster(クラスター)
1:VRchat
『VRChat』は、多人数でコミュニケーションできるソーシャルVRアプリです。
ユーザー同士の交流や、アイテムの売買などの経済活動を行うことができます。
バーチャルイベントも定期的に開催されています。
中でも注目を集めているのが「バーチャルマーケット」です。過去には100万人を超える入場者を記録するなど、絶大な人気を誇っています。
また、VRchat内に美術館を作って入場料やデジタルアートの販売をしたり、VRchat内で結婚したりと、活用の幅が広がっています。
そんなVRchatでは、「Unity SDK」と呼ばれるツールを用いてメタバースワールドやアバターの作成が可能です。
2:cluster(クラスター)
『cluster(クラスター)』は無料で遊べる日本のメタバースアプリです。
スマホとPCの両方に対応しているため、誰でも気軽にメタバースを体験できます。
clusterでは、ワールドの作成やユーザー同士の交流、イベントの開催・参加など、幅広い遊び方があります。

そんなclusterでも、Unityを使うことで、本格的なワールドを作ることが可能です。
clusterには、「ワールドクラフト」を呼ばれる、誰でも簡単にワールドが作れる機能がありますが、それとは別に、Unityを使って本格的にワールドを作成する機能があります。
公式サイトでは、Unityでワールドを作成するためのヒントが紹介されているので、合わせて確認しておくと良いでしょう。
clusterについては、以下の記事で紹介しています。
Unityの学習におすすめのサービス
ここからは、Unityの学習におすすめのサービスを3つ紹介していきます。
無料で使えるサービスもあるので、活用してみてくださいね。
Unityの学習方法
- テックアカデミー
- Udemy
- ドットインストール
1:テックアカデミー
テックアカデミーは、現役エンジニアから学べるオンラインに特化したプログラミングスクールです。
講師からマンツーマンでサポートを受けながら学習できる点が魅力です。
Unityコースでは、実際にオリジナルのゲームアプリを開発しながら学習できるため、実践的な力が身に付きます。
Unityを学び、転職や起業、フリーランスを目指したい人におすすめです。
2:Udemy(ユーデミー)
Udemy(ユーデミー)は、100,000以上の講座があるオンライン学習プラットフォームです。
Udemyでは、動画で講義を受けることができます。
料金体制は、講座の買い切り形式です。
Unityの講義は初心者向けから少し難しめの講義まで、幅広く展開されています。

UdemyはUnityの講座が豊富
好きな講座を選択して学習できることが、Udemyの最大の魅力です。
まずは入門編から受けてみてはいかがでしょうか。
3:ドットインストール
ドットインストールは、動画形式でプログラミングを学習できるサービスです。
有料のカリキュラムもありますが、Unityの講義は全て無料で視聴できます。
Unityの完全初心者や、まずは基本から知りたいという人は活用してみましょう。
メタバースやUnityとあわせて知っておきたいこと
最後に、メタバースやUnityと合わせて知っておきたい知識をいくつか紹介します。
知っておきたいこと
- NFT
- Blender(ブレンダー)
- Unreal Engine(アンリアルエンジン)
1:NFT
メタバース開発において知っておくと良いのが、NFTです。
NFTとはインターネット上の唯一無二のデジタル資産のことを言います。
NFTについては以下の書籍がわかりやすくておすすめです。
なぜメタバースにおいてNFTの知識が必要かというと、メタバース上ではアイテムをNFTとしてやり取りするからです。
NFTのやりとりがなくてもメタバースは成り立ちますが、TheSandboxなど、NFTをやり取りして収益化するゲームも登場しているので、押さえておいて損はないでしょう。
>>TheSandboxの詳細 続きを見る
【完全版】TheSandbox(ザ・サンドボックス)の始め方と稼ぎ方を解説
3:Blender(ブレンダー)
Blenderは3DCGアニメーションを作成するための統合環境アプリケーションです。
Blenderを活用することで、身の回りのアイテムをモデリングできるだけでなく、巨大な都市を作ることもできます。
YouTubeや書籍だけでなく、UdemiでもBlenderを学べるので、Unityと合わせて触ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに僕は以下の動画を参考にしながらBlenderデビューしました。
無料で使えるので、一度触ってみてはいかがでしょうか。
>>Blenderの始め方と学習方法 続きを見る
【メタバース】Blender(ブレンダー)とは?始め方と学習方法を解説
4:Unreal Engine(アンリアルエンジン)
「Unreal Engine(アンリアルエンジン)」は、フォートナイトで有名な、アメリカのEpic Games社が開発したソフトウェアです。
現在はUnityと並ぶ業界のスタンダードになっています。
Unreal Engineの魅力は、プログラミングを行わずにゲームが作れること。 「ブループリント ビジュアル スクリプティング システム(ブループリント)」という事前に設定されたアクション(機能や動作)を利用することで、ゲーム内のあらゆる演出をプログラミングなしで行えます。
これからUnreal Engineはさらに一般化すると考えられるので、Unityと合わせて覚えておいて損はないでしょう。
まとめ:Unityを学習してメタバース開発を楽しもう
本記事では、メタバース開発におけるUnityの役割と学習方法を紹介しました。
✔️ 本記事のまとめ
- Unityはゲーム開発に特化したプラットフォーム
- VRchatやClusteなどのサービスにおいてUnityが役立つ
- ドットインストールで無料で学習し、テックアカデミーやUdemyで本格的に学習するのがおすすめ
- BlenderやUnreal Engineにも触れておくと、メタバースへの理解が深まる
メタバースのワールドやアバターを作成するスキルは、これから需要が上がり続けていくことがほぼ確実です。
現在YouTuberが子供たちの憧れの職業となっていますが、数年後には「3DCGクリエイター」がそのポジションになると考えられています。
今からUnityやBlenderを使いこなせるようになると、将来活躍できる人材になれるかもしれません。
学習しておく価値はありますよ。僕も学習しています。
今回は以上です!